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従業員インタビュー

従業員インタビュー

松前屋

生産管理室長

今堀竜一(いまほり りょういち)

大学卒業後20年以上にわたり、仕入・管理部門を担っている。

大先輩の職人たちとのコミュニケーションを大切にしながら日々の業務に取り組んでいる。

伝統とは古いものにしがみついていくことではなく、

新しいものから、技術の積み重ねから生まれるものです。

Q.入社の動機は?

歴史が好きでした。歴史を学んでいると、いたるところで「伝統」という言葉に出合います。伝統ある食文化、その中でも伝統ある食品を扱い、歴史のある会社=「松前屋」といったところでしょうか。

Q.入社してすぐは販売の経験をされているのですね?

はい。やはり何をするのも松前屋のお客様が何を求めているのか?それを知るには、やはり接客・販売の経験が大事になってきます。数年間のこの経験が今の工場での仕事にも大変、役に立っています。

Q.多くのみなさんが工場にはいらっしゃいますね?

現在は約70名います。お中元・お歳暮時は繁忙期で工場内は最も活気に溢れます。

Q.そこまで人が必要なのはなぜですか?

最終は人の手によるところが大きいのです。選別においてもそうです。機械で振り分けた後、人が1つ1つ商品を丹念にチェックします。 塩昆布の乾燥でも商品をほぐしたり、チェックはこれまた人です。

商品チェックも金属探知機で異物がないか2回チェックし、最後はルーペでスタッフの目で一つ一つ最終確認をします。

Q.すごい工程ですね。

熟練した職人・スタッフの五感は、最近の機械の進歩をもってしても敵わないものがあります。機械が見つけられなかった微細なものまで見つけてしまう。これは積み重ねられた経験と技術が「松前屋の安全安心な商品をお客様に届けたい」という思いに支えられての賜物ではないかと思います。

機械の進歩は素晴らしいものがあります。衛生的で安全なものを、という事であれば、今は人の手を排除して完全な機械化を図るのが定石なのかもしれません。

しかしそれだけでは「松前屋の商品」は作ることはできないと思います。

だからと言って、すべてを人の経験にゆだねてしまうというのでは、新しい時代に向けた進歩が止まってしまいかねません。

進歩があってこその「伝統」なのではないかと私は思います。万全の安全対策を前提に、人と機械が力を合わせ、機械の安定性と人間の技・経験を活かした日々の商品の改善、新しい時代に合った商品づくりを目指すことが必要だと思っています。

Q.ベテランの職人さんが印象的ですね。

松前屋の味・伝統を守ってきたのが職人です。松前屋の職人は味への探究心が本当に強いと感じています。創意工夫を重ね、よりおいしくお客様に商品をお届けできるよう日々の努力を欠かしません。この職人さんたちこそが松前屋の大きな財産です。

Q.職人さんとのコミュニケーションは大変ではないですか?

全く大変ではありません。職人から教わることは大変多いのです。商品への思い、心のあり方など本当にお客様のことを考えています。

また松前屋では新商品を開発する際に、柔軟に対応できるのは第一にお客様の喜ぶ顔を想像しているからではないでしょうか?

Q.最後に一言お願いします。

松前屋では歴史ある塩昆布でも味が進化してきています。真の伝統とは、古いものにしがみついているのではなく、新しいものを探求していく心・技術の積み重ねから生まれるものだと確信しています。

これからも松前屋をよろしくお願いします。

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